昨今、人材育成が企業の成功において不可欠な要素となっています。講習会や勉強会などのイベント開催や、動画やスライド資料の教材を取りそろえたeラーニング教材の導入など、従業員のパフォーマンス向上のために様々な施策を実施する企業が増えています。
一方で、教材が企業の実態に合っていなかったり、従業員の学習意欲を十分に引き出せなかったりと、人材育成の効果を実感できていないと感じる企業も多いのではないでしょうか?
今回は、従業員のやる気を引き出し、主体的に楽しく学べる教材づくりに役立つゲーミフィケーションの考え方をご紹介します!
人材育成の課題

学習時間が確保できない
多くの企業では従業員が日々の業務に追われ、学習に専念する時間を確保するのが難しいのではないでしょうか?長時間にわたるセミナーや研修はスケジュールの調整が難しく、一方で、空いた時間に自分で進める方法であったとしても、学習よりも他のタスクを優先してしまいなかなか着手できない、なんてこともあると思います。
このように、時間的な制約により、従業員の学習機会が限られ、社員のスキル向上の妨げとなることが多いです。
学習習慣がなく、継続できない
日頃から学習習慣がない場合、学びを継続すること自体が大きなハードルとなるでしょう。
新しいことを学びたい気持ちがあっても、モチベーション維持が難しく、途中で辞めてしまうケースも少なくありません。
教材が多すぎて道のりが長く感じる
業界や業種によっては学習すべき内容が膨大で、それだけでモチベーション低下につながることがあります。かといって、学習量を減らすことも簡単にはできず、頭を抱えている方も多いはず。
課題解決にはゲーミフィケーションを活用すべし!
従業員がモチベーションを維持しながら主体的に学び続ける状態が、理想的な人材育成の在り方かと思います。
ゲーミフィケーションの考え方を取り入れることで、上記の課題を解決することができます。そこで、eラーニング教材に取り入れやすいゲーミフィケーションの活用方法についてご紹介します!
タイムアタック形式にする
学習に充てる時間が無い場合でも、毎日コツコツと継続して取り組んでもらいたいですよね。そんなときは、1つひとつの教材を小さなタームに分けて短時間で完了できる問題構成にして、あえて時間制限を設けることをおすすめします。
これにより、例えば5分だけスキマ時間ができたときに気分転換もかねて学習できるだけでなく、ついダラダラと取り組みがちな人でもメリハリをつけて短時間で集中することができます。
さらに、短い時間しか取り組んでいないのに確実に進捗率が上がっていくため、達成感が得やすくなります。
継続したくなる目標を設定する
昇格やスキル習得を目指していても、三日坊主で終わってしまうことがあります。その理由の一つとして、目標が大きすぎると、達成までの労力や時間が大きく感じられ、途中で挫折してしまう可能性があることが挙げられます。
そこで、目標を細分化することで、時間が無い中でも少しずつとりくみながら目標を達成することができ、学習を継続しやすくなります。
例えば、「ビジネスマナーを習得する」という大きな目標だけでなく、「教材を受講する」「確認テストを受ける」という具合でスモールステップを活用することで、達成へのハードルも低く感じられますよね。
さらに、そこにアチーブメント要素も加えることでゲームっぽさが生まれ、モチベーション維持にもつながります。
アチーブメントについて詳しくはこちら
教材一覧の見せ方をゲーム風にアレンジする
もし受講する順番が自由であれば、「すごろく」のような見せ方にすることができます。
すごろくを振って出た目の数だけ好きな方向に進みながら、止まったところの教材を受講するというように、遊び心を少し取り入れるだけでもゲーム感覚で学習することができます。
また、教材によって習得できるスキルが異なる場合、RPG風のスキルマップにすることができます。それにより、どの教材が何のスキル習得に直結しているのかが分かりやすくなり、モチベーション向上にも期待できます。
すごろくのインターフェースを使ったコンテンツ例はこちらから
人材育成においてもゲーミフィケーションを取り入れることで、従業員が主体的に学び、楽しみながらスキルを高めることができ、企業全体の成長にもつながることも期待できます。
ゲーミフィケーションを活用したその他のアイデアは、以下のリンクよりご覧ください。
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ネオスでは、ゲーミフィケーションを活用した社会人向けのデジタル教材や、従業員教育コンテンツの企画・開発の実績があります。
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