学習者のニーズに応える!AIで楽しく学べる方法


AIの進化により、学習者の進捗を把握して個別のニーズに応じた最適な学習プランを提供することが可能になってきています。
しかし、AIの可能性をもっと広げて、他にはないユニークで面白い教材を提供したい!そうお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
この記事では、AIを使って学習者であるユーザーのニーズに応えつつ、楽しく学べる教材をつくるためのヒントをご紹介します。

ユーザーのニーズを理解する

想定されるユーザーのニーズ

ユーザーのニーズは個人の目標や状況によって大きく異なります。
主なニーズとしては次の4つが挙げられます。

・苦手を克服したい。
・やる気を高めたい。
・自分のペースに合った適切なサポートが欲しい。
・何から学習すればいいかアドバイスが欲しい。

ユーザーのニーズに応える方法

上記のような多様なニーズに応えるためには、柔軟な対応が必要です。
そこに対してAIを活用することで、次のようなサポートが可能になります。

・学習データを収集・分析し、個人に最適化された教材や学習計画を提供する。
・目標設定や進捗のフィードバックを通じて、学習者のモチベーションを維持する。
・リアルタイムで質問や問題解決のサポートを行い、つまずきを解消する。

これらの方法を組み合わせることで、個々のユーザーに寄り添った効果的な支援が可能になります。
しかし、上記の方法は既に様々な学習ツールで取り入れられつつあるため、できればもう少しユニークで面白い機能があるといいですよね。
次の章で、学習を効率化するとともにユーザーのやる気も高める、AIを活用したアイデアを4つご紹介します。

AIを使ったユニークで面白い学習サポートの方法

①「未来の自分」シミュレーター

目標を設定する時に、単に「テストで90点を取る」という定量的な目標だけではなく、定性的な目標も設定することで、ユーザーのやる気が高まります。
例えば、学習を続けた場合の成果をAIが予測し、「このペースで英語を勉強すると3か月後にはこんな文章が書ける!」といった具体的な「未来の自分」像を提示します。
これによりユーザーが目標達成による成果をイメージしやすくなります。

②マイペース学習プラン

ユーザーがその日の気分に近いアイコンを選択すると、それに合わせて1日の学習量や休憩の頻度を調整して学習計画を立ててくれます。
たとえば悲しい顔のアイコンを選択すると、ユーザーが負担にならない程度にモチベーションや集中力を考慮して学習の進め方を調整します。
学習量を調整する際の判断材料としては、その日の感情やユーザーの予定など様々な要素が考えられます。
ユーザーの対象年齢によってイメージのしやすさは様々ですので、同じサービスでもアイコンの内容を臨機応変に変えることも可能です。

③AIパートナーと協力

ユーザーのためにAIが「バーチャルチームメイト」となり、一緒に学習に取り組む感覚を提供します。
たとえば、ユーザーが強化すべき学習内容についてAIが「一緒に協力してほしい」と依頼をし、ユーザーが問題演習に取り組んで正解するとAIが感謝のコメントを表示します。
このように、ユーザーがバーチャルチームメイトのために問題を解決することで、ユーザーに力がつくだけでなく、学習を継続する動機にもなります。

④優先度マップ

例えば定期テストに向けて勉強する際、テストの時間割やテスト範囲、さらにユーザーの得意不得意の情報から、AIが優先度の高い順にタスクを並べてくれます
さらに、ただタスクをリスト化するだけでなくゲームのマップに見立てて可視化します。
これにより、どのタスクから着手すべきか分からないユーザーでも簡単に優先度が分かり、RPGゲームを進める時のステージを攻略するような感覚で楽しく学習できます。

 

AIを活用して個々のユーザーに最適化された学習支援を提供するには、まずユーザーのニーズを深く理解することから始めましょう。
そして、ただ学習を効率化するだけでなく「楽しい」要素も取り入れることで、ユーザーのモチベーションアップやデジタル教材の継続的な利用につながります。
ユニークで面白い学習サポートを実現する手法のヒントについて、下記リンクより参照ください!
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