マーケティングにゲーミフィケーションを活用!ユーザーを夢中にさせる4つの方法

「ユーザーのエンゲージメントを高めたい」
「ブランディングを効率的に行いたい」
そのようなマーケティングの課題を解決する手法として、ゲーミフィケーションの活用はとても効果的です。

この記事では、ゲーミフィケーションの詳細や、マーケティングへの活用方法について解説します。

ゲーミフィケーションとは?

ゲーミフィケーションとは、ゲームの要素や仕組みを教育やビジネス、サービスなどのゲーム以外の分野に取り入れる手法です。
ゲーム特有の楽しさや達成感を取り入れることで、ユーザーのモチベーション向上や行動促進につながります。
教育の場では、生徒の学習意欲を高めることを目的に、eラーニング教材や学習アプリにゲーム要素が取り入れられており、ネオスでもこれまで様々なゲーミフィケーションを取り入れた知育・教育コンテンツを企画・開発してきました。

実はマーケティングにもゲーミフィケーションは有効!

ゲーミフィケーションの手法は、ユーザーのモチベーションを高めて学習意欲を促進するだけではなく、実はマーケティングにおいても販売促進やブランディングに非常に役立ちます。
マーケティングにゲーミフィケーションが有効な理由としては、以下の3つが挙げられます。

従来のマーケティング手法ではエンゲージメント向上が難しい

インターネットやスマホの普及により情報過多になっていることや、広告のアプローチ方法が多様になっていることから、ユーザーの目に留まりにくくなっているのではないでしょうか。
ゲーミフィケーションは、「楽しさ」を付加することで、単なる宣伝ではない魅力的な体験を提供し、ユーザーの関心を引きつける手段として活用できます。

「楽しさ」で人の心を動かす力がある

ゲーミフィケーションは、ユーザーに目標を達成する喜び行動に応じたフィードバックや報酬で得られる自信を与えます。
そのようなゲーミフィケーションを取り入れることで、サービスや商品を使うことが「ただ必要だから」ではなく、「楽しみたいから」という理由に変わり、ユーザーの継続利用を促すことができます。

SNS時代との相性の良さ

SNSが普及した現代において、ユーザー間でのシェアが重要なマーケティング戦略の一環となっています。
サービスや企業の良さを活かした、オリジナリティのあるゲーミフィケーション活用により、ユーザー間での口コミや拡散を生むことができます。
これにより、ユーザーに楽しんでもらえるだけでなく、効率よくブランドの認知度を向上させることが可能です。

マーケティングへのゲーミフィケーション活用方法

ゲーミフィケーションを活用することで、単なる広告とは異なる「体験型」の魅力を提供するだけでなく、話題性を高めることでユーザー間での口コミやSNSでの拡散も期待でき、ブランドの認知度や好感度の向上につながります。

では、ゲーミフィケーションを具体的にどのように活用すればよいのでしょうか?
以下に4つの方法を提案します。

1. 報酬獲得で継続利用を促進

ユーザーが目標を達成するたびに、ポイントやバッジ、称号を獲得できる仕組みを導入します。
例えば、スーパーなどで買い物をして貯まったポイントを、お会計の際に値引きのために利用したり、クーポン券と交換したりするために、買い物客は継続してスーパーに通い続けます。
デジタルでも似た仕組みがあり、よくあるのがログインボーナスです。毎日ログインする、あるいは一定期間継続してログインすると報酬がもらえることで、ユーザーは次の報酬を獲得するためだけでなく、苦労して貯めた報酬を無駄にしないために、継続して利用しようとします。

2. 進捗・成長の可視化でモチベーションを向上

ユーザーが「あと少しで目標に到達する」と感じることが、モチベーション向上に非常に効果的です。
具体的には、購入金額や利用回数に応じてユーザーランクが上がったり、進捗バーでどの程度まで進んでいるのかを可視化したりすることで、次の段階を目指して利用頻度が高まります。

3. ランキングやシェア機能で顧客を増やす

ランキング機能を導入することで、他のユーザーとの競争意識を刺激します。さらに、自身の成績をSNSでシェアできる機能を追加すれば、より多くのユーザーの参加を促すことができ、新規顧客獲得につながります。
ユーザー1人だと離脱しやすくなる可能性がありますが、周囲の人間を巻き込んで競争したり協力したりする環境を提供することで、つい続けたくなります。

4. ユーザー情報の収集を効率化

ユーザー情報の収集方法には、これまでアンケート調査やcookieを使用した収集などがありましたが、ユーザーにとってそれらは負担に思うのではないでしょうか。
ユーザーが楽しむなかで、自ら進んでデータを提供してもいいと思えるような手法にすることで、ユーザーの心理的ハードルを下げられます。その点においても、ゲーミフィケーションは効果的です。
例えば、ユーザーがゲームを通じて獲得したポイントの用途や使用量、さらには利用時間などから、ユーザーの細かい属性が分かります。また、これらの情報からより効果的なマーケティング手法を生み出す契機にもなります。

ゲーミフィケーションは、ユーザーの楽しさや達成感を引き出すことで、マーケティング課題の解決に役立ちます。上記に挙げた方法を取り入れることで、継続利用率やエンゲージメントを大きく向上させることができます。
ぜひ、マーケティング施策にゲーミフィケーションを取り入れてみてはいかがでしょうか?

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