「楽しみながら学べるデジタル教材を作りたい」小学館集英社プロダクション

株式会社 小学館集英社プロダクション
エデュケーション事業部
通信教育事業部 業務支援課
課長 長谷川 毅 様

 

2019年の春にスタートした小学館の通信教育「まなびWith」。教育改革を視野に入れた、子どもたちの「自ら考える力」を育てる教育商材において、ネオスは英語教材の「スゴロク ENGLISH」の制作を担当しました。今回はご担当の長谷川さまにサービスについての思いやネオスとのお取り組みについてお話を伺いました。

―ネオスがお手伝いさせていただいた案件について教えてください。

2020年の教育改革で小学校5年生から教科として英語が導入される事に際し、我々の通信教育に関しても英語を必須にしたいなと考え出したのが最初のきっかけでした。導入に際しては、紙の教材で英語を導入するような、従来の通信教育を踏襲する形は避けたいと考えていました。検討を重ねる中で、先生がいなくても前向きに楽しんでやっていけるゲーム形式が良いのではないかという結論にたどり着きました。子どもたちが毎日英語に取り組む環境を作るためには、とにかく楽しんでやってもらえる、前向きに進んでもらえることが重要だと考えました。

―楽しく前向きに取り組めるゲーム形式である事に重点を置いた理由はなんですか?

子供たちが楽しんで前向きに取り組めるように配慮した理由として、我々の教材は平日の基本的な時間は算数・国語の勉強を主としていて、3年は30分、4年生は40分、5年生50分、6年生は60分程度勉強ができる量を紙の教材で渡しています。そこに、英語という少なからず訓練的な要素が必要な、語学学習を入れなくてはならない。算数・国語の勉強を終えた後に、さらに英語を10分やりましょうという事が子どもたちに重くのしかかる形にならないよう、「楽しいからやる」と思わせる事ができるゲーム形式は効果があると考えました。
また、コンテンツ面でも、英語は音が大事なので、特にデジタルと相性が良いとも考えていました。子どもたちが「スゴロク ENGLISH」を通して英語の音に慣れる事で、学校の勉強にスムーズに入っていける事を目指しています。

―ゲームの制作にネオスを選定していただいた理由について教えてください。

展示会でネオスさんのブースを訪れたのがきっかけになりました。当社から自分以外にもう一人、ネオスさんのブースを訪問しましたが、その担当者もネオスさんがいいねといった感想を持っていました。
展示されていたロールプレイング形式の学習ゲームを見て、こういうのが良いなと。というのも、我々の教材はどうしても学校準拠ではない独自のカリキュラムも出てきます。その中で子どもが取り組みやすいものを作るためには、独自のカリキュラムを活かしつつ、きちんとゲーム性・エンタメ性を組み込める実績のあるパートナーさんにお願いしたいと考えていて、その点では一番であると感じ、お声がけさせていただきました。

―リリース後、手応えはいかがですか?

スタートしたばかりではありますが、良いスタートを切れています。引き続き、ゲーム内容の充実、例えばイベントなどを入れる事で長く取り組んでいただけるゲームにしていく事や、ユーザーからお問い合わせいただいているゲームの解りづらい点の改善についてもネオスさんと一緒にやっていきたいと考えています。
今回、本サービスのリリースに向けてネオスさんには急ピッチで頑張ってもらったと思っています。これから我々は純粋に、このゲームの良さを啓蒙していきたいです。英語の音はかなり豊富に入っていますので、全部やれば学校の勉強よりも耳から音が入ります。音真似をする事で英語の発音を身につけていく事も可能です。丁寧なカリキュラムの組み方、正確な発音ができる声優さんを起用している事などをアピールすることでさらに多くの方にサービスをご利用いただきたいと考えていますし、実際にご利用いただいた方のご意見でゲーム内容も進化していけると考えています。

―今後ネオスに期待する事を教えてください

ネオスさんなら、学習の補足的なものではなく、ゲーム性も兼ね備えたメインのコンテンツになり得るような長く使えるものを作ってくれると実感しています。そういった期待もあり、これからサービスを運用していく中で、こういったものを作れないか?と相談する機会も増やしていきたいと考えています。

-お忙しいなか、貴重なお話をありがとうございました!

 

スゴロクENGLISHについて

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