これまで、「次世代ゲーミフィケーション」を形作るネオスの強みをそれぞれご紹介してきました。
ネオスの強み① ゲーミフィケーション×進め方
ネオスの強み② ゲーミフィケーション×解答方法
ネオスの強み③ ゲーミフィケーション×プレイフィール
本記事では、ネオスが手掛けた「昆虫クエスト」の事例をピックアップし、コンテンツ全体設計としてどのように「遊んでいるうちにいつの間にか学んでいる」を実現しているかをご紹介します。

昆虫クエストとは…

ポプラ社が出版する書籍「ポプラディア大図鑑WONDA 昆虫」をもとに、すごろくで日本各地を冒険しながら昆虫採集やカードバトル、クイズなどを通じて楽しく昆虫の生態を学ぶことができるコンテンツです。
■昆虫クエスト紹介ページはこちら

遊んでいるうちにいつの間にか“昆虫マスター”

「昆虫クエスト」では、上記のようなさまざまなしかけを取り入れた設計とすることで、「遊んでいるうちに学べる」を実現しています。

その設計のポイントは、大きく4つ挙げられます。
1 学習がゲームに変わるすごろくUI
2 魅力的なストーリー×キャラクター
3 集めて楽しい昆虫カード
4 知識を深めるクイズと図鑑

1 学習がゲームに変わるすごろく×ストーリー

サイコロを振って出た目の数だけ自分が進みたい方向に進めるすごろく形式のコンテンツとなっており、ゲーム感覚で楽しく進めることができます。次のアクションを考えずとも、サイコロを振りさえすれば先へ進められる仕組みになっているため、継続するハードルを下げることができます。

さらに、サイコロ出目次第でどれだけ進むかわからないランダム性がユーザーの「もっと進めたい」という気持ちを生み出すとともに、自分で進む方向を決められることでより自分ごととして捉えられる仕掛けになっています。

また、各マスには家の周りや水辺など様々なエリアがあり、それぞれ登場する昆虫が異なるほか、「昆虫採集」や「クイズに正解しよう」などの様々なクエストがあるため、「次に何が起こるか知りたい」という好奇心をより刺激します。

2 魅力的なストーリー×キャラクター

すごろくを進める中で「日本全国を旅して昆虫マスターになる」というオリジナルのストーリーを楽しむことも出来ます。

続きが気になるストーリーがあることでゲームの世界により没入することができ、主体的な学習につながります。また、「ストーリーを進める」という学習する以外の目的ができることで、さらなる継続利用に繋がります。

さらに、日本の様々な地域を巡る中で、同じく昆虫マスターを目指すライバルや友達、行く手を阻むボスキャラなどたくさんの魅力的なキャラクターに出会えます。そのため、ストーリーを進める上でも単調にならず「次はどんなキャラクターと出会えるだろう?」という好奇心を引き出します。

3 集めて楽しい昆虫カード

すごろくで昆虫が生息するマスに止まると、昆虫採集や敵キャラとのカードバトルが発生することがあります。昆虫採集ではサイコロを振って指定の出目が出ることで、カードバトルでは敵キャラとのバトルに勝つことで新たな「昆虫カード」を手に入れることができます。

昆虫カードには、専門家による監修の下で描き下ろされたオリジナルイラストを採用しています。触覚や脚、翅の形など生物分類学上のポイントはそのままに、より一層かっこよさを際立たせたアニメ風イラストにデフォルメしており、昆虫が好きなお子さまはもちろん、馴染みがないお子さまにも魅力的に見える工夫を凝らしています。

かっこいい昆虫カードだから集めたくなるだけではなく、カードを集めることでバトルにも勝ちやすくなり、達成感を得られることができます。このように、魅力的なアイテムにするだけでなく、集めることでよりコンテンツ自体を楽しめるしかけにすることで、継続利用を促します。

4 知識を深めるクイズと図鑑

ここまでご紹介したようにただゲームを楽しむだけではなく、クイズや図鑑を通して昆虫の知識もしっかりつけることができます。

すごろくでクイズのマスに止まると、ストーリーで巡る日本の地域それぞれの昆虫についての「昆虫クイズ」に挑戦することができます。昆虫についての理解を深められるだけでなく、正解するとサイコロを振れる回数が増えるため、正解を目指してより真剣にクイズに取り組むようになります。

その他にも、「昆虫図鑑」では実際の本のようなインターフェースで昆虫の写真や生態を調べることができます。クイズで得た知識だけではなく、昆虫のかたちや生息地、大きさなど様々な項目について学びを深められ、昆虫の鳴き声の再生など、デジタルならではの学びも得ることができます。昆虫図鑑ではカードをゲットしていない昆虫についても知ることができるので、図鑑で知った昆虫をカードでゲットするためにコンテンツを進めたくなることも…!

ネオスの知育・教育事業では、今回ご紹介した「昆虫クエスト」のように、ゲーミフィケーションを活用してユーザーが楽しみながら継続して学習できる教育コンテンツや知育コンテンツの企画・開発実績が多数ございます。お客様が大切にされていることやユーザーに体験してほしいことなどを伺うことで、教材の魅力を最大限に引き出すコンテンツを開発することが可能です。

詳しい企画・開発実績および会社概要を改めてご紹介することもできますので、まずはお気軽にご相談ください。
お問い合わせは下記よりお願いいたします。

©ポプラ社,ネオス,2021