学習アプリはWebとネイティブどちらを選ぶ?

学習アプリはWebとネイティブどちらを選ぶ?
学習・知育のアプリを開発するにあたり、どんなサービスにするかは決まっても、どうやってサービスを展開したらいいかわからない、と迷われている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
多くのユーザー、あるいは届けたいユーザーに的確に使ってもらうために、どのようにしてデジタルコンテンツを配信していくかはとても重要です。
本記事では、Webアプリとネイティブアプリの違いと、それぞれがどのような利用シーンに適しているかをご紹介します。

1.Webアプリとネイティブアプリについて

一般的にアプリケーションには主にWebアプリとネイティブアプリの2種類があります。まずはそれぞれの概要をご説明します。

Webアプリ

パソコン・タブレット・スマートフォンでGoogle ChromeやMicrosoft EdgeといったWebブラウザから特定のURLにアクセスすることで利用するアプリケーションです。技術的には、静的なWebページから、ユーザー自身が操作できる機能を備えた動的な「アプリ」という形に進化したとされています。

ネイティブアプリ

AppストアやGoogle Playストアなどのアプリケーションストアから、スマートフォン・タブレットにインストールして利用するアプリケーションです。iOSやAndroidのように、特定のOSで使うことを前提として開発されるものです。

2.それぞれのアプリ形態のメリット・デメリット

Webアプリとネイティブアプリについて、それぞれのメリットとデメリットから違いを比較します。

Webアプリ ネイティブアプリ
メリット ・サービス利用開始ハードルの低さ
・デバイス・OSを問わず同様の機能を提供可能
・アプリケーションの更新が容易
・オフラインでも利用可能
・起動や動作の速さ
・カメラやGPSなどのOS・デバイス機能が全て活用可能
デメリット ・オフラインでの利用不可
・回線速度が動作速度への影響
・継続利用のためのURLブックマークや保存の推奨
・OS・デバイス機能の未活用可能性
・インストールの手間が発生
・リリースおよびアップデートの際にGoogle Play、App Storeのストア審査に時間が必要
・ストア利用のための手数料が発生

3. それぞれのアプリ形態が適しているコンテンツ例

Webアプリが適している例

知育・学習コンテンツにおいて、Webアプリが適している例で最も代表的なのは、GIGAスクール端末での利用が想定されるサービスです。GIGAスクール端末は自治体や学校によって端末種類が異なり、アプリケーションのインストール制限がされていることが多いため、全国の児童に使ってもらうためには対応OSなどの制限がないWebアプリでサービスを提供することが適しています。
また、問題の更新や機能のアップデートを頻繁に行う場合もWebアプリが適しています。Webアプリでは機能のアップデートの際にストアの審査を受ける必要がないため、スムーズなアップデートが可能です。

▼ネオスのWebアプリ開発実績「デジタル漢字プラス・計算プラス」

ネイティブアプリが適している例

一方で、継続的な利用をより促したいコンテンツには、ネイティブアプリが適しています。 特に、社会人向けの学習コンテンツや学習管理アプリなどはユーザーのモチベーションの維持や継続利用させるためのしかけが重要になってきます。ネオスでは、ゲーミフィケーションを取り入れて楽しく継続できるコンテンツを開発しています。さらに、ネイティブアプリならではのPush通知や、インストール後に目に留まりやすい性質を活かすことで、ユーザーのアプリ利用をより促進することが可能です。

▼社会人向け資格検定学習アプリ開発実績「立花書房 KORON PASSPORT」

また、カメラやマイク、GPSなど、OSの機能を活用した出題を行う場合もネイティブアプリが適しています。ユーザーが発声解答をすることが重要な英語教材や、カメラを使って紙面の内容を読み取ることが必要なコンテンツなど、多彩な機能面を重視したい場合はネイティブアプリとして展開していくのがおすすめです。

▼カメラを活用して3Dモデルを楽しむアプリ「とびだす☆おえかき」

開発していきたい学習・知育コンテンツについて、Webアプリとネイティブアプリのどちらが良いか、イメージが湧いたでしょうか?作りたいコンテンツが決まっても、アプリの動作場所だけではなく、利用可能なユーザーの制御方法や収益化手法など、さまざまな視点で悩まれることもあるかと思います。
ネオスでは、対象年齢層やサービス展開手法において、幅広い開発実績があります。これまでの知見を活かして、お客様の実現したいサービスにおける最適なご提案が可能です。学習アプリ開発で悩んで立ち止まっている部分がありましたら、ぜひご相談ください。

ネオスの知育・教育事業においてアプリの開発実績はこちら

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